プラウダ

モスクワの報道は三つのカテゴリーにわかれている。すなわち「真実」「たぶん真実」及び「真実性のないもの」の三つである。 第一のカテゴリーには時報、第二のカテゴリーには天気予報、そして第三のカテゴリーには他の全てが含まれている。

思考のジャンプ

Erlangで何かくだらないものを作ろうとしてたらいつの間にかnginxをDockerで動かす方法を調べてました。もともとやりたかったことからずれてくる、そんなことありませんか?

女の子の絵書こうとして狙撃銃の採用実績調べてたり、モータの制御調べてたら物理シミュレーション自前で書いてたり、島風漫画描いてたら自衛隊コールサイン調べてたり……。必然を重ねたつもりがやりたいことの全体から見ると全然別の場所にたどり着いたりすることがよくあります。必然だけどそこまでいらねえだろとかどうしてそうなった的な。本人もよく原因がわかっていなく、よく困惑することがあります。そのおかげで艦これのお話とかできたりするので悪いものではないんですけど、コントロールしたいよなとは思います。

そして冒頭の「Erlangで何かくだらないものを作ろう」の前には「サーバアプリケーションを理解しよう」があり、その前に「メールの実装を理解しよう」があったのを思い出して途方にくれているところです。

払ったリソースによる「たが」

今月はブログを更新していきたい。「お金払っちゃったので使っていかないともったいない」というみみっちい理由があったりするのだが。

と言っても趣味にお金払ったからと言って継続したことがあるか考えてみるとちょっと心が痛む。ギターに7万円払ったものの最近全く触っていないし、15万円のロードバイクもあまり使わず手入れが悪いので大分痛んでしまっているし。カメラは……カメラはまだ使っている方なのでまだ大丈夫と信じたい。活躍する場はたくさんある。

つまり払ったお金が対価を得られるよう努力するための「たが」として機能するかというと、ぼくの場合あんまり機能しないのではないか、と思う。単純に飽きっぽいというのもあるけど、払ったリソースにそこまで未練がない感じがある。

なのでブログあんま書いてなかったら「ああ、『たが』が機能しなかったんだな……」と憐れんどいてください。

近況おまとめ便

はてなブログをProにしました。しかも2年契約。今までほとんど書いてないのに~?無駄遣いなのでは~?う、うるさい、これから書くんだよ!さり気なく独自ドメインです。かっこいい!デザインもいじりたいですね。

漫画方面

コミケは無事かげぬい合同発行できてよかった。想定よりめっちゃ分厚い本ができて在庫の搬出に四苦八苦しました。なんも対策考えてなかったので3往復する羽目になったよね。計画が雑!

次のイベントは9月23日の砲雷撃戦です。プロット書いたら52ページとかなってアホかってなったので本ができる確率は3‱くらいだと思います。あとは11月に開催される陽炎型オンリーのカゲロウスターズに申し込みました。
kagerostars.girly.jp
舞風の本が出、たらいいなあ……。あとは冬コミ。こちらは神通さんの暗い話になると思います。これは頑張って出したい。

ひとつひとつ丁寧にこなしていきたいですね。

技術方面

最近は時間リソースを技術方面に割いてまして。PCいじったりネットワークいじったり言語いじったりしてます。やってること箇条書するとこんなん。

なんか色々つまみ食いになってる。なんとなく技術の手入れをしたいなということで色々学習してます。Haskell初心者LT会とかも行ってみたりしました。
shinjukuhs.connpass.com

技術方面で当面やりたいこと

まずウェブサイトをなんとかしたいですね。現状こんな感じなんで……。
f:id:A_kirisaki:20170829202937p:plain
これ完全にsoonにcomingしないやつですね。ずっと工事中なサイトですね。自分作ったやつとかをいい感じにポートフォリを形式で見せたい。今なら適当にテンプレート使ったいい感じの何かありそうなんですが、自分の技術のメンテナンスというところもあり探す手間もあり選定の手間もありやはり自分で作りたいですね。

あとサイト作る時に実験用サーバで動かしてそれを本番環境にコピーするって感じで作りたいんですけど、そのへんをHaskell使って自動化したい。あとは流行りのVue.js使ったりwebsocketなんか使ってみたり……。色々夢だけは広がりますね。

HaskellでNクイーンとナイトツアー

所用で行き当たりばったりなJavaScript書いてたら飽きたので前から手を付けようと思って手を付けてなかったHaskellにでも手つけてみっかという感じ。すごいH本は暇つぶしに何回も読んでるので「りろんはしってる」状態。

Nクイーン

 N \times Nのチェス盤に N個のクイーンを互いに移動先が塞がれないように配置するパズル。クイーンは上下左右と斜め方向どこまでも動ける(飛車と角を足した動き)。例えば N = 5ならこんな配置。

Q . . . .
. . . Q .
. Q . . .
. . . . Q
. . Q . .

とりあえず例とかは検索せず知ってる知識だけで書いていこー。

実践

type Pos = (Int,Int)

isPlace :: Pos -> Pos -> Bool
isPlace x y | fst x == fst y = False
            | snd x == snd y = False
            | abs(fst x - fst y) == abs(snd x - snd y) = False
            | otherwise = True

コマの位置はタプルで行と列を表し、それと置けるかどうか判定する関数。

placeble :: [Pos] -> [Pos]
placeble hist = [(x,length hist) | x <- [0..], all (isPlace (x,length hist)) hist]

前の行までの置いてあるコマの位置のリストを取って次の行に置ける位置を返す。Haskellらしく?無限リスト使ってみたりした。

search :: Int -> Int -> [[Pos]] -> [[Pos]]
search 1 m p = p
search n m p = search (n-1) m (concat (map (\q->(map (\r->q++[r]) (takeWhile (\s->fst s<m) (placeble q)))) p))

探す深さ(行)と深さの最大値、それから解候補を入れて解候補の次の位置に置ける位置を連結する関数。ポイントは次の位置における位置がない場合空リストが返ってくるのでバックトラッキングができてること……だと思う。リスト内包使えばもっときれいに書けたんでないか、と言うかナイトツアーの方ではそうしてる。

solve :: Int -> [[Pos]]
solve n = search n n [[(x,0)]|x<-[0..n-1]]

あとは1行目に置く位置のリスト作ってsearchに突っ込む関数作っておしまい。

Prelude> :l eightqueen.hs
[1 of 1] Compiling Main             ( eightqueen.hs, interpreted )
Ok, modules loaded: Main.
*Main> length $ solve 8
92

 N=8の時の回転合同とかも含めた時における解の数と一致、うまくいきました。あとで調べたら解候補は順列作ってやれば楽って出てきてあーってなったけどきちんとバックトラッキングしてるおかげかこっちのほうが速い気がするのでそれはそれでいいんじゃないかという事にしておいた。

ナイトツアー

別名「騎士の巡歴」。 N \times Mのチェス盤でナイトが一筆書できる手順を探すパズル。ナイト(N)はXの位置に動ける。

. X . X .
X . . . X
. . N . .
X . . . X
. X . X .

 N = 4, M = 3の解の例は以下の通り。

 1   8   3
 4  11   6
 7   2   9
10   5  12

同じく実装例自体は検索せず行ってみる。

import Data.List

type Pos = (Int,Int)

nextmove :: Pos -> [Pos]
nextmove p = [(fst p + x,snd p + y)| x<-[-2,-1,1,2], y<-[-2,-1,1,2], abs x /= abs y]

movable :: Int -> Int -> [Pos] -> [[Pos]]
movable x y hist = [hist++[q]| q<- (nextmove $ last hist), notElem q hist, crop q]
  where crop r = foldl (&&) True  [fst r>=0, snd r>=0, fst r<x, snd r<y]

あとで使うのでData.Listをimport。位置はまたタプルで行列の順。nextmoveは次動ける場所を返す。movableは盤面の縦横と今まで動いてきた位置を取って次動ける場所を連結して返す。はみ出しの処理とかはここ。

isEnd :: Int -> Int-> [Pos] -> Bool
isEnd x y p =  x*y == (length $ nub p)

search :: Int -> Int -> [[Pos]] -> [[Pos]]
search x y p = if null cand then [r | r<-p, isEnd x y r]
  else search x y cand
  where cand = concat[movable x y q | q<-p]

isEndで解候補が終了してるか判定。通ってきた位置の数が盤面の数と一致すればゴールにしてある。一応同じ位置はnubで排除してるけど無くていい。searchで次置ける場所を再帰的に探索。ここでも次動ける場所がなければ連結されないのでバックトラッキングになってる、はず。

solve :: Int -> Int -> [[Pos]]
solve x y = concat[search x y [[(a,b)]| a<-[0..x-1], b<-[0..y-1]]]
Prelude> :l knighttour.hs
[1 of 1] Compiling Main             ( knighttour.hs, interpreted )
Ok, modules loaded: Main.
*Main> length $ solve 3 4
16

一応全スタート地点から探索する関数も書いたけど、そもそも探索範囲が大きすぎてえらい遅い。でも一応正しい結果は出ているということで。

雑感

手続き型だと結構長くなっちゃうけどHaskellだとかなり簡潔に書けたなーという印象。Haskellの力と言うよりリスト内包とかの威力の気もするので他の言語(Python)でも割りと完結に書けそうな気はしますが。

あまりHaskell的?なファンクタ?とかモナド?とかに触れてなかったのでそういうのも触れていきたいですね。

その前に冬コミの原稿しなきゃ……。

スマホ買い替えの話

自分のスマホがどんくらい古いのかなーとAndroidのバージョンを見たら2.3.5だった。原稿が6.xなのでかなり開きがある。IEで言うと5くらいを使っていることになる。Webデザイナに殴りかかられても申し開きができないレベルである。3月くらいをめどに買い換えたい。

で、買い換えるにしても何にしようかなーと迷ってしまう。安く抑えたいが、あんまり性能が低いとWeb閲覧にまで支障をきたすのでそれなりに処理速度も欲しい所。ゲームのたぐいはフリーのパズルとかしかやらないのでそこまでの性能はいらないけど。予算を決め打ちしてそっから決めるのもありだろうか。ヨドバシでも行って触ってみよう。

あと通信料が高いのでMVNOとかゆーやつに乗り換えていきたいですね。月5000円くらい安くなるのは大きい。年にしたら6万円浮くので同人誌がもう1冊出せるぞ*1。ただMNPの手続きで何日か電話受け付けられないことがあるのが面倒ですね。

フォントワークスの更新作業をすっかり忘れていた。本当に面倒くさい。なんとかしてくれ。

*1:おそらく割増料金へと消える

Evernote

最近になってEvernoteを使い出した。正確には学生時代に勉強の補助ツールのためと使っていたのだが、紙の利便性に負けて、と言うよりそんなに真面目に勉強していなかったので結局放置したままであった。

今回Evernoteを使い出したのは創作のネタ集めが目的です。一応紙のネタ帳は作ってるんですけど、挿入したり順序入れ替えとか不可能に近いのでその不便さを解消できたらなと思いまして。あとはTwitterで呟いた雑多なネタとかもぼんぼん放り込めるのはブレインストーミング的で良いのかなーと。他にも疑問に思ったこととか後でネタに使えそうな資料とか万年筆にインク入れるタイミングとかまとめてメモしておけるのは便利そうです。いろいろ溜まってきたらノートリンクも試していきたいですね。

モチベーション

ブログからカビの臭いがすると思ったら2ヶ月ぶりくらいらしい。マジか。継続が苦手な人間なのでほっとくとすぐにやらなくなる。報酬がフィードバックが内的に完結してるものだったら続くんだけど、外的なフィードバックに頼ってるやつは継続が難しい。

絵を描くというのも最初書き始めた頃は内的に完結していた(自分で面白ければよし)のでそれなりに継続しつつだらだら描いていたんだけど、ネットをはじめて、特にSNSとやらが普及し始めてからは大分モチベーションを外的フィードバックに頼るようになってしまって継続が不安定になってしまう。モチベーションの安定のためにももーちょっと内的な面に立ち返りたいなあと思った。絵を描くのは楽しいんだよ。本当は。多分。ニコ動見てる方楽しいけど。

と考えて絵を書き始めた当時を鑑みても別そんなに継続してなかった。普通に今のほうが描く頻度高かった。何だったんだこの無駄な日記は。ただ内的で素朴な喜びってのは忘れられがちなので大切にしたいという気持ちには変わりがないと思います。