プラウダ

モスクワの報道は三つのカテゴリーにわかれている。すなわち「真実」「たぶん真実」及び「真実性のないもの」の三つである。 第一のカテゴリーには時報、第二のカテゴリーには天気予報、そして第三のカテゴリーには他の全てが含まれている。

働きだして1週間の所感

プログラマとしてフルタイムで働きだしてちょうど1週間経ちました。感想はと言うと……すごく楽です。労働時間が倍になり通勤時間が片道1時間以上あっても、です。本当に気づくの遅いんですが、人付き合いとても苦手なのでものと向き合ってるのがいいなってのと、コンピュータいじってるだけで幸せってのがあるので向いてるんだと思います。もっとも実際の業務に当たっておらず、製品のコードを読んでお勉強中なので辛さがないだけなのかもしれませんが。

とは言え辛いところはあるといえばあります。とにかくシステムがレガシーなのがまず挙げられます。phpは5.1.0、Python2.7、フロントエンドフレームワークprototype.js、バージョン管理はsvnってな感じです。バックエンドはCで書かれたLinuxデーモンなんですけど、多分カリカリにチューンされてるわけではなくて、当時それしか選択肢がなかったって理由なんじゃないかと踏んでます。まあレガシーってのはそこまで辛くはないかもしれないとは言うのはあります。それより辛いのはphpで引数6つの関数とか1ファイル3000行とかまとめられそうなボイラープレートが10回位書かれているとかその辺ですね。ソース読むだけでしんどい。

ただこのへんはリファクタリング・モダン化の仕方があるなと前向きに捉えてます。チーム内でもそういうことしたいよねっていう話はあるみたいなので。色々と自分の色に染めていきたい感じはあります。

あと実は新プロジェクトにアサインされたので古のソースコードもう触る必要ないかもしれません。実務経験ほとんどないのに大丈夫かよ……。そのへんはほんとうに心配。ただレガシーなプロジェクトと全くつながりがないプロジェクトのようなので自分の色に染めたいよなということで頑張っていきたいです。おちんぎんを上げて都内に住むためにも!

先生を辞めまして

これも退職エントリに入るのだろうか。というわけで「先生」をやめたお話です。

某有名中学入試の塾に勤めてたんですが、9月いっぱいで辞めました。大きな理由は2つ。「これ以上年収が上がる見込みがない」「業務内容がつまらない」です。

前者の内容は明確ですね。普段の授業を週6で入ると年休が90日しかない(代わりに1日あたりの労働時間が5時間前後)上にその他のテスト業務に出なければ人事考課上がらんよーって話をされた上でぼくの人事考課がしょっぱい感じだったのが主な原因です。って言うか有給休暇消化のために休暇申請出しただけでも人事考課下がってるんじゃないかって個人的に思ってます。それ違法ですよ、違法。

後者の「業務内容がつまらない」って言う内容は色々と細分化して思うところがあります。一番大きいのが「成績が上る見込みのない下のコースの子を教えて何になるのか」って理由です。成績が上がらないのは家庭環境もそうだし、もっというと遺伝子的な部分も大きいんじゃないか、自分にできることはないと思うのにこのまま自分の労働力を浪費させ続けさせるつもりか、っていうのが大きいです。

二番目は「この業務内容をこのあと死ぬまで続けるのか」ってところですね。入試問題によって毎年教える内容が変わるとは言え毎年教える内容は代わり映えしない。覚えてしまえばそれで終わりっていうのは楽ではあるんですが、結構苦痛だと思います。

あとはまあ、挙げられる理由として「生徒との人間関係を良好に保ちつづけるのが難しい」「仕事終わるのが夜で厳しい」「入試情報みたいなものに興味持てない」「手を出せないとわかっている子供の相手をするのがムカつく*1」とか色々ありますが、とにかく面白くなくてしんどかったという話です。

転職先の仕事ですが、辛いところもあります。割りとレガシーなシステム*2(バックエンドも同等)ようなシステムを相手にバグフィックスや機能追加を行うのでその辺がつらいです。バージョン管理はsvnだし。でも新しい風は吹き込めそうだし、何よりプログラミングしているというのは代えがたい楽しみであるなあと思うので、しばらくは現職で頑張っていきたいなあと思う次第です。

*1:体罰は絶対に行けないと思っています。でも大人数(20人弱)で授業してると体罰に頼ってしまいたくなる時があります。ですから間違っているのは大人数で授業することだと思います

*2:フロントエンドにprototype.js使ってる

小説本を出したいという欲

新刊のために立てたスケジュールがすでに崩壊しているところです。なんか今まで出したのとおんなじような話だし、それなのにページ数少ないしってなってます。お話の伝えたい根幹は違うんですけど、構造が前に出した本と一緒だったりして、出す側としては辛いですね。読む側としては気にしないのかもしれませんが、似たような構造の話を書くというのは結構辛いのです。

最近は小説本書きたい!って言って色々ネタ出し勧めてます。次の新刊よりそっちのほうが筆進んで良くない。陽炎型主役なのでいっそのこと次の新刊は小説にしては……?みたいな思考もマイクロメートルくらいであるんですが、なんかこれ、文庫で300pくらい行くんじゃないかって気はしてるので出すのは別のイベントです。300p行くんじゃないかって言うよりは、300pで出したるわ!って感じですね。SF好きだって言うことに気づいたのでSFです。SFなのでハヤカワ文庫の装丁パクった感じで出そうと思います。でも文庫サイズで。トールサイズは不評らしいし、たしかに本屋で見たらめっちゃキッツキツになってたから、ご家庭の本棚でもキッツキツになるよなあ、という判断です。

話はぜんぜん変わるんですが、現職の同僚と飲みに行ったら電通の労働環境問題について「その業界行くんだったらそのくらいの労働覚悟してたんでしょ。だったら文句言うべきではないのでは」みたいなことを聞いてしまい、やっぱ現職に居続けるの危険だなと思い直しました。職種が何であれ、労働基準法の定める労働時間は「上限として」守られるべきだよなと強く思います。あくまで上限として、です。ぼく個人としては三六協定も結びたくないですね……。次の職場は残業少ないらしいので期待したいところです。

思い出したように日記を書く

土曜日は砲雷撃戦!よーい!でした。特に新刊もなかったので終始まったり。売り子とだべり続けつつたまに本売ってました。カメラ持っていってコスプレ写真取ればよかったな……。意識高いのでタブレットPC持ち込んで次の本の原稿していました*1。次は11月26日の陽炎型オンリー「カゲロウスターズ」で本出したいなと思ってます。冬コミ近いから心配。知り合いに「10月中に終わらせれば余裕っすよw」と言ったら「甘い。甘すぎる」と一刀両断。ぼくもそう思います。

いつも計画立てて計画倒れに終わるんですが、立てない遂行できる計画より立てた遂行できない計画(?)のほうがマシ(??)な気がしてとりあえず計画は立ててみました。計画を見ながら「理論値だよなァ」と呟きました。

日曜日は久々に掃除をしました。めっちゃ雑だけど掃除機かけただけで及第点。物が溢れすぎていて広い部屋に引っ越したい……。床に物おいてるのがいけないと思うのででかい棚とかにボンボンもの突っ込んで床にはルンバ走らせたいですね。そのためにも引越ししたいんですが、引っ越すなら都内だし、新しい職場考えるとめっちゃ家賃高いので勇み足。家賃が月収の半分弱というのは流石に……。試用期間終わっておちんぎん上がったら考えましょう。

そして月曜日の今日ですが、朝から同人の依頼でいい感じに色々できたので楽しい。そのままの勢いで帰ってきてから酒飲みつつもコーディングできるかと思ったけど、「ビールだけなら飲みながらコーディングできる」は幻想だった模様。正確を期すならば「ビール飲む前からコーディングしていれば飲んだあともコーディングできる」とかそんな感じ。酒飲みながらでも作業できるように知見を重ねていきたい。

2年前くらいから言ってる気がするんですけど、艦これ二次創作で小説出したい気がしてきましたね。半分は組版やりたいがためというのもあるけど、漫画より尺を伸ばした物が書きやすそうというのもあります。あとぼくの場合内面にスポットを当てたお話をよく書くのでそういうのとも相性が良いのではないか、というのもあります。とは言えSSも書いたことないのに大丈夫なのだろうか。


言質のふぁぼ……ッ!

*1:当日の新刊がなかった点はさておく

チリ・もやし・ポーク


銃・病原菌・鉄みたいなタイトルですが*1、また晩酌のつまみです。

材料(1人分には多いかもしれない)
  • 豚ロースとんかつ用でもトンテキ用でも…200g
  • もやし…100g
  • にんにく…ひとかけ
  • 唐辛子…1本
  • サラダ油…大さじ1
  • ケチャップ…大さじ3
  • 塩胡椒…適量
レシピ
  1. 豚肉を1cm幅の短冊切りにする。にんにく・唐辛子は適当に刻んでおく
  2. フライパンににんにく・唐辛子を入れて熱する
  3. 豚肉を入れて火が通るまで焼く
  4. もやしを入れて強火でさっとあおる
  5. ケチャップを入れて馴染むまで熱する

これをチリと呼称してよいのかは諸説あると思うけど、エビチリが似たようなレシピで作られることもあるし言った者勝ちなところはある。もやしにケチャップってどうなの……と思いましたがケチャップと豚肉のがっつりした味と食感の間でもやしのシャキシャキ感が光っていて面白い味でした。美味しいです。ビールによく合う。ニラあたりを入れれば彩り的にもバランスが取れていいんではないんでしょうか。その辺を怠っているあたり残り物での自炊感が否めなせんね。

*1:そうか?

鶏肉とみょうがのバルサミコ炒め


余り物処分で作ったレシピが美味しかったので紹介しておこうと思う。

材料(1人分)
  • 鶏胸肉…100g
  • 片栗粉…適量
  • サラダ油…大さじ1
  • みょうが…3個
  • 長ネギ…中くらいなら1/2~2/3
  • *バルサミコ…大さじ2
  • *醤油…大さじ1
  • *トウチジャン…小さじ1/2
  • *砂糖…小さじ1/2
レシピ
  1. みょうがと長ねぎを千切りにする。鶏胸肉は一口大に切る
  2. *印の調味料を混ぜておく
  3. 鶏胸肉に片栗粉にまぶす
  4. 弱火で鶏胸肉を焼く。きつね色くらいだと旨味が出てよし
  5. 胸肉に火が通ったらみょうがと長ネギを入れさっと炒める
  6. 火を止めて*印の調味料を入れる。
  7. 強火にして調味料をからめながら水気を飛ばす

調味料がすごい組み合わせになってる上みょうがを炒める??って感じなんですけど酸っぱくさっぱりしててなかなかイケます。もも肉でも行けると思うけど胸肉のほうが好みかな。バルサミコなんてねえよって人は代わりに酢を使って砂糖多めにすればいいんじゃないかな。トウチジャンなんかねえよ!って人は……どうするんだろ。八丁味噌でも使ってください。彩りがイマイチですが、赤パプリカとか入れたら良さそうですね*1

*1:彩り足りなくて赤パプリカ入れるのあるあるじゃないですか?

プログラミング言語について徒然


って感じで流行りに乗ったハッシュタグを作ったら微妙にみんなやってくれて楽しい。自分も18個くらいやったので、自分の技術的遍歴をたどるためにもまとめておこうと思う。ところどころ加筆したりしてます。

BASIC

兎にも角にも原初に触った思い出深い言語の一つ。MSXを使って命令一つで音出たり絵が出たりするのは画期的だったと思う。サブルーチンとか関数とかの概念が自分の中になかったけど、ただ楽しかった。スプライトをキーボードで動かすプログラムで思い通りに動いたのは感動だった。プログラムを保存するのに回したテープレコーダの待ち時間は尊かった。

Javascript

多分触ってる期間は一番長い。小学生の頃ウェブサイト作る時に無闇に時計とか配置してた。ウェブサイト改装の度に触ってきた気がする。ウェブサイトで色々作っていた時はオブジェクト指向やる前だったのでなかなか規模の大きいものはできなかった。1年前にまたJavascriptに触ったもののjQueryとの戦いで疲弊し、「Javascriptはもういいかな……」ってなってたんだけど、最近ウェブサイトまた改装しようかってなってVue.js触りだしたりnpmでいろいろインストールしているうちに印象が回復してきた。今はES6を使って色々書いてる最中。

VisualBasic

むかーしゲームを作ろうとして導入。しかしできたのは時計のアプリくらいだった。タイマーの概念はおろかファイルの入出力すら理解していなかったので無理も無い。使用期間も短い。

C

やはりこいつは避けられない。メモリの使い方や基礎的なアルゴリズムはこれで学んだ。WinAPI叩いてシューティングゲームも作ろうとしてみたリもした(スクリプトを実装するのが面倒くさくて挫折)。大学ではモータの制御するプログラミングで使ったりもしたし、趣味でマイコン動かすときにも使ったし、地味に最近転職する時に書いたりもした。メモリ管理が雑だとすぐにバグになるし、そのくせコンパイル時に起こってくれなかったりするのでモダンな言語に比べるとやっぱ使いづらい。でも触ってきた中で一番コンピュータと近くて、コンピュータを動かしているという実感が得られる。そんな言語だった。

C++

オブジェクト指向はこいつで学んだ。テンプレートについて理解したのは大学に入ってから。boostだったりとかモダンなC++には触ってないので理解は浅い。でもこの言語でプログラミング技術に関して重要な部分を学習したということもあって思い出深い言語ではある。

Perl

こいつとは付き合いは古い。長くはないが。昔のBBSのソースをいじるために使ったのが最初。そのあと大学時代のバイトで使ったこともある。オブジェクト指向の熱に当てられてオブジェクト指向的な書き方をしてみたもののゴミを生み出して仕事をやめた。思い出深いといえば思い出深い。もう一回書けと言われたら拒否する。

php

一瞬CGIの設定で触る機会があった。とにかくソースコードが<?で始まるのが無理、という感じでそれ以来毛嫌いしてる。毛嫌いしていいと思う。

Python

RubyApple臭するからなんかやだな~~という感じで始めた言語。由来であるモンティ・パイソンはこれがきっかけで見始めた。なにげに院でのプログラムでも活躍。過度の抽象化によりゴミができてしまったが。振り返ってみるとインデント構文により括弧が少なくなるのがかなりメリットがあったように思える。その頃使い出したEmacsでTABキーを押すだけでよきに計らってくれたのも大きい。型もRubyよりはうるさいのでそういった点でのバグが少なかったように思える。そしてリスト内包表記が最高。

Haskell

始めて触った関数型言語。最初はマイナー言語やりたいなーって感じのミーハーな出来心で初めたものの、次第にその記述力に感心していく。型さえ見ればなんとかなる。型はドキュメントだ!モナドもなんとなくつかめてきた感じはある。Twitterのbioに書きつつも全然成果を出していないので出したい。ビルドツールのstackだってあるしライブラリの勘所なんかも掴めつつあるので何かしらソフトウェア作りたい。

Erlang

何故か触っているサーバ用言語。Haskell触って関数型言語かぶれたあたりで目をつけ始めた記憶。こんな簡単に並列化してよいのか……。というか並列化前提で進んでいくのが面白い。関数一つがそのままプロセスになる感じ。書き方も独特でとっつきにくいと言われるけど、個人的にはソースの見た目が好き。これ使って何かサーバ書きたい!と思わせるくらいには良い言語だと思う。OTPを制したい。

Ruby

就職で有利になるかもしれないと思いちょっと書いた。でもリスト内包表記がないのが個人的に辛い。それにゆるゆるなオブジェクト指向もかえってしんどいよなあ……と思うし。Python覚えてるしそっちのほうがトレンドになる気もするし、Railsはあれど別覚えなくていいかな……。

matlab

学部での研究に使った。触った時は?、??wwwみたいな感じだけど今思うとじっくりやればすごいことできるのかもしれない。でも個人で処理系買うには高すぎる。Raspberry Piなら無料とか言われても。モータの制御のシミュレーションに使ってて、外部プログラミングとの連携使ってシミュレーションと実機のソースを一致させて比較みたいなことやりたかったんだけど院に入って研究室が変わりお流れに。

Prolog

関数型触る前に触った。何も意識してなかったがこれがErlangにつながるのかと思うと興味深い。全くパラダイムが違う言語に触って戸惑ったものの、非常に楽しかったと思う。触った時の驚きはHaskell以上だったんじゃないかな。

TeX

チューリング完全だし入れてもいいよね!大学時代はひたすらお世話になった。数式の美しさは随一……なんだけどやっぱり書きづらいので早くいい感じの代替が出てこないかなとは思ってる。プリコンパイルする言語とか出てくればいいんじゃないかとも思うけど、いかんせん使う層が比較して少ないためそういうものも生まれてこないんだろうなあ。

Julia

流石にネタがないので「触りたい」ものも入れる。いい感じにかけて速いし関数型なオレオレ言語らしい。数学的な記述がソースコード上でもできるとか。これ使って機械学習とかそれっぽくていいですよね。『ゼロから作るディープラーニング』という本も買ったのでちょっと実装してみるのはありかなと思う。

Lisp

いつかは触らなきゃなーと思いつつ触ってない。Emacs使いなのに。括弧の多さと処理系の多さが決め手に欠ける。でもやっぱ関数型好きならな~。触りたいよな~。

Coq

プログラミング言語というか定理証明システムなんですけど、このあたりの理論的なことをきっちりやっておくとプログラミングと言うかソフトウェア開発技術につながっていきそうなのでやっておきたいなーという感じです。

HTML/CSS

もうマークアップも入れていいよね!扱ってる年月なら間違いなく一番長い。そらもうNetscape Navigatorが2とか3の頃から。フレーム使ったサイトとかテーブル使ったサイトも作ったしCSSもがんばった。2000年代位にHTMLは「何か作ってる人間がネット上に何かを発信するためには必須の技術」だったってのは結構すごいことなんじゃないかと思うんですよね。最近はHTML5に触り、わざわざテーブルに角丸の画像突っ込まなくても角丸ができたり、みたいなところを中心にその威力に驚いてるところです。

とまあ、そんな感じでプログラミングについて語ったのでした。色々思いはあるけれど、なんだかんだ言ってプログラミングしてコンピュータを思いのままに操るのって楽しいよね。